●こんなん買っちゃいましたファイルNo.005 |
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製品名 |
すいすい |
製品種目 |
鰹節削り器 |
購入価格 |
4200円(税別実売価格) |
発見日 |
1999年4月11日(日) |
発見場所 |
池袋「東急ハンズ」2Fキッチン用品コーナー |
総発売元 |
小椋製作所 |
製造元 |
小椋製作所 |
感想と講評 |
塊の鰹節をごりごり削って花鰹(削り節)を作るという行為に、なんとなく憧れていた。 ところで、削りたての鰹節に醤油をかけただけのものというのが、地酒にめちゃめちゃあうそうですな。 |
試行錯誤しているうちに鰹節が小さくなってしまったので「せっかくだから良い物を買おう!」とかいって、上野アメ横に出かけた。ここで新たに上質の鰹節を見つけてきたのだが、鰹節の専門店伊勢音のおいちゃんによると「鰹節ってのは、手前に引いて削るんじゃなくて押すの。こう、手の平で押し出すようにしてさ、向こうへ押し出して削るんだよ」とのこと。……え!? そうなの!? 引いてたよ、オレ。どうりで削りにくいわけだよ。というか、鰹節が粉になっちゃうのはどうしてだろうと思っていたら、削る方向が間違ってたのね。さらに実家に電話して確認してみたら「押して削ってもうまくいかないんだったら、それは鰹節の目が間違ってるのよ」と言われた。目? 木目みたいなモンか? 鰹節にも目があるのか!?(あるわなぁ)
……そんなわけで、鰹節道は奥が深い! なんとか花鰹と呼んでもよさげなものが削れるようにはなってきたものの、まだまだあの伊勢音のおいちゃんが作って見せてくれたような、かんなくずのようにしゅるしゅると長い花鰹を削り出すには至らず。粉を作らず、鉛筆の削りカスのようにならず、しゅるるるるーっと長い花鰹が作れるようになるまでがんばらねば。伊勢音のおいちゃんも言っていた。「ひと手間を惜しんじゃダメだよ。3分、1分の手間で鰹節削って、おいしいモン食べる方がいいよ」いやまったく同感でございます。
……以下は実家との会話。
「ねぇ、うちに鰹節削り器ってあったっけ?」
「カンナみたいなヤツ? ああ、それはおばあちゃんちにあったね」
「うちでも昔削ってたような気がするんだけど……」
「あら。うちはもっと最新式のを使ってたよ。あんた覚えてないかね。ほら、かき氷作る機械みたいなのに、上から鰹節を差し込んで、こうハンドルをくるくると……」
「……それはもしやオカカとかいう……」
「なんだ、覚えてるじゃないの」
……うわああああ、ウチの実家にあったのは、そっちだったのか!(笑)